ヤミ金にキャッシュカードを渡してはいけない理由や危険性
お金が必要になった方にとって消費者金融は非常に頼りになる存在です。テレビでも消費者金融のコマーシャルが頻繁に流れているため、日本人にとって身近な存在でしょう。有名タレントをコマーシャルに起用するほど大きな消費者金融であれば問題ありませんが、中には小規模に経営をしている消費者金融もあります。
残念なことですが、そういった消費者金融の中には利用者を騙そうとする悪徳金融業者も存在するのです。こういった悪徳金融業者はヤミ金業者と呼ばれており、現代の社会問題となっています。ヤミ金業者のなかには口座のキャッシュカードを要求する所もあり、そこでキャッシュカードを渡してしまうと非常に危険なことに巻き込まれてしまう可能性があるのです。具体的にどういった危険な目に遭うのでしょうか。
キャッシュカードが詐欺行為に使われてしまう
キャッシュカードの使用目的は現金の引き出しです。キャッシュカードと暗証番号さえ分かれば、誰もが現金を引き出すことが可能です。さらに、スキミングなどで不正な引き出しをされることもあります。そのため、キャッシュカードを要求する消費者金融は、ヤミ金業者といえるでしょう。
また、なかには巧妙な手口でキャッシュカードを要求するケースもあります。「スピーディーに振り込んで欲しいのであれば、キャッシュカードを渡して欲しい」、「手続きにキャッシュカードがどうしても必要になる」などの言葉をかけてくることもあるため、なかには騙されてしまう方もいるのです。多くの方は「自分はそのような手口には絶対に引っかからない」と考えるものですが、そのような人ほど危険なのです。緊急でお金を必要している方ですと冷静な判断ができません。そのため、普段は考えられないような稚拙な手口に引っかかってしまうこともあるのです。
何よりも大切なことは、こういったヤミ金業者の手口を知っておくことです。ヤミ金業者は社会問題となっているため、手口は年々巧妙になっています。そのため、緊急でお金が必要になったら冷静に対処することが大切なのです。一度不正に引き出されたお金を回収することは困難ですので注意しましょう。
キャッシュカードを渡すことで自分が罰せられる
ヤミ金業者にキャッシュカードを渡すことで、不正な引き出しをされてしまうことがありますが、リスクはそれだけではありません。キャッシュカードを譲渡することは法に触れることもあるのです。日本には「預金口座等の不正利用防止法」という法律があるため、被害者になるだけでなく自分が犯罪者になってしまうことも考えられます。最長で1年以下の懲役または100万円の罰金に処されてしまう可能性があるため、キャッシュカードの譲渡は避けたいものです。
それでは、どうやってヤミ金業者を見分ければよいのでしょうか。基本的に街中に貼られている広告は非常に危険です。誰もが歓楽街の電信柱に貼られた「誰でもスピード融資いたします」、「電話一本でスピード融資」などと書かれた広告を見たことがあるでしょう。こういった張り紙は090や080で始まる携帯電話番号だけが書かれており、それ以上の情報は書かれていません。こういった張り紙の業者は悪徳金融業者である可能性が高いため、絶対に関わってはいけません。
クレジットカード現金化が安全でおすすめ
スピーディーに現金を必要としているのであれば、クレジットカード現金化が安全です。ショッピング枠の残されたクレジットカードを持っていれば、誰もが利用することができます。また、ヤミ金業者に騙されるリスクもありません。口コミサイトなどに利用者の評判が書き込まれていますので、そちらを参考にして業者を選びましょう。しかし、なかには悪徳現金化業者による自作自演の書き込みもありますので、辛口のコメントを参考にすることをおすすめします。
多くの悪徳現金化業者はヤミ金業者と繋がっており、個人情報をヤミ金に転売しています。一度ヤミ金業者に個人情報が漏れてしまうと、しつこい電話勧誘があるでしょう。ヤミ金業者は甘い言葉で勧誘をしますので、なかには申し込みをしてしまう方もいるのです。
こういったヤミ金業者は法外な金利で貸付を行っており、自宅や職場への厳しい取り立てを平気で行います。そして、いくら返済をしても個人情報がヤミ金業者間で転売されるため、いつまでも勧誘があるのです。そのため、クレジットカード現金化をする際は、口コミサイトで優良業者を見つけましょう。
ヤミ金業者や悪徳業者を避ける
消費者金融は世の中に数多く存在していますが、なかにはキャッシュカードを要求するケースもあります。こうした業者の多くは悪徳業者で、不正な引き出しなどをされてしまいます。そのため、キャッシュカードを求められても絶対に渡してはいけません。さらに、譲渡した側も罪になることもあります。ヤミ金の利用はリスクしかないといえるため、現金を入手する方法としては避けるようにしましょう。
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